2003年度の最大の目標は【自立運営のための収益基盤づくり】です。
トントン運営!
「ささはたドッとこむ」をもっと充実させて次のステージに進むためには、どうしてもお金が必要です。1999年から今日(2003年10月)まで運営してきて痛切に感じています。ボランティアには限界ががあり安定継続性に欠けてきます。
■組合店がスポンサード
具体的には、「ささはたドッとこむ」に参加している商店街組合店から維持運営費を頂戴できる仕組みをつくること。
現状のままで頂戴するのではなく、組合店にメリットのあるシステムを導入して、利用店から利用料を頂戴する仕組みにします。
このシステムは、特段珍しいものではなく、他地域のサイトでは最初から準備して、開設と同時に利用料支払いをする商店だけが参加できるようにしているようですが、「ささはたドッとこむ」は順序が逆になりました。
しかし、これで良かったかなとも思っています。
なぜなら、最初(1999年)から利用料徴収を前提としていたら、700店舗もの参加は見込めなかったからです。
このシステム導入は、2003年8月から進めていて詳細は「ささはたドッとこむ」の「特集:プロジェクトX」コーナーでドキュメントを公開しています。
10商店街のリーダー・実行委員の協力を得てシステム説明会を開催し、「自店や自分の情報発信をする」ことの意味や地元住民が何を求めているかを理解してもらうことができました。店舗数でいえば、まだ多くはありませんが、情報発信の持つ可能性を信じて、お金を払ってくれる組合店が生まれました。
「ささはたドッとこむ」上で、ショップニュース・店主の日記・クーポンを発信している店舗が、情報発信にお金を払っている組合店です。
その結果、商店街からの固定運営費・新規参加費用などと合わせて、なんとか、1人の人件費・諸経費などは賄えるようになりました。目標達成度は60%です(2004年3月時点)。
■企画広告:他企業とのコラボレーション
「ささはたドッとこむ」や「ささはた地区」に関係のある企業とのコラボレーション企画コンテンツを進めます。
第一弾として、幡ヶ谷で分譲マンション建設を進める野村不動産(株)様とコラボレーションさせていただきました。
■循環する運営収益
「お金のこと」をあまりむきになって言うと日本ではいい感じがしないものですが、2000年度から(持ち出しをしながら)自主運営を続けてきて、つくづくと「お金の大切さ」を感じています。
10商店街のリーダー達や実行委員など多くの人たちと、汗と時間をかけて一緒につくりあげてきた「ささはたドッとこむ」だから、これからもずっと「やって良かった」と心から思ってもらい続けたい。開設以来ずっと見守り続けてくださっている読者のためにも、もっともっと皆の役に立ち楽しい地域サイトであり続けたい。
そのためには、人が動くためのお金が必要なんですね。
ボランティア精神にだけ頼るのでもなく、行政の補助金に依存するのでもなく、きちんと「お金のこと」を考えてバランスの取れた運営をしていけるようにならないといけないんですね。
運営収益を出せるようになったら、その収益はまた「ささはたドッとこむ」に循環できる。そんな運営を目指しています。
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